福島・楢葉町に「原発悔恨の碑」 半世紀の警鐘 後世にも

■「非核の火」ともす

境内には、東京都台東区の上野東照宮で30年間ともされていた「広島・長崎の火」が移設。「ヒロシマ・ナガサキ・ビキニ・フクシマを結ぶ『非核の火』」と名を変え、被災者ら130人が見守るなかで点火式が行われた。

広島・長崎の火は、原爆投下直後の広島にいた兵士が親族の家に残っていた火をカイロに採取し、故郷の福岡県星野村(現八女市)に持ち帰った。その後、長崎の被爆瓦を使っておこした火を合わせ、反戦のシンボルとして全国各地に分火された。90年から上野東照宮境内でともされてきたが、宮司が代わって継続的な管理が難しくなり、早川さんが引き継いだ。

福島原発事故の被害を伝える「伝言館」も併設された。木造2層建て。2階には除染の写真、汚染水や震災関連死についての説明パネルなど約100点が展示され、1階には広島・長崎の原爆被害やビキニ環礁で被曝した第五福竜丸に降った「死の灰」などが並べられている。

「平和な未来は歴史を知ることから始まる」と、早川さんが東電からの賠償金など私費を投じて建設した。

本堂に掲げられた平川住職のメッセージ

 

事故原因の究明は十分されないまま、原発再稼働を進めるこの国の原子力政策に、早川さんは警鐘を鳴らす。

おすすめ記事:「核が抑止力になる」幻想振りまいた安倍元首相と無責任な政治家たち

「事故後も原発政策はまったく変わっていない。このままでは『原発大事故、次も日本』になりかねない。どんなことがあっても、絶対に事故を起こしてはならない。あきらめたら終わり。世論に訴えていくしかない」

1 2

3

関連記事

2022年12月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ピックアップ記事

  1. 安倍元首相の国葬が27日午後、東京都千代田区の日本武道館で行われる。法的根拠がないまま閣議決定された…
  2. 「こんな女に誰がした」の歌詞で知られる「星の流れに」。この歌が生まれたのは、旧満州(現・中国東北部)…
  3. 「歌は世につれ世は歌につれ」ということわざがある。歌は世の中の時勢や成り行きにつれて変化し、世の中の…
  4. 岸田政権が「安倍国葬」を強行しようとするのはなぜか。旧統一教会や日本会議、限られた資本家などが安倍元…
  5. 「国民に丁寧に説明する」と臨んだ今月8日の閉会中審査で、岸田首相はなぜ「安倍国葬」を実施するのか、四…

うずみ火商店




ページ上部へ戻る