安倍元首相「国葬」反対 大阪で市民団体が抗議活動

「私たちに何してくれた? 国葬反対」「私は自由の心を動員されたくない」。それぞれ書かれた横断幕やプラカードを持った市民団体が8月19日、JRと京阪の京橋駅前広場に立った。無言で抗議の意を示す「サイレントスタンディング」。9月27日に予定されている安倍元首相の国葬反対を通行人に呼びかけた。(新聞うずみ火 矢野宏)

主催は安全保障関連法廃止や護憲を訴えてきた市民団体「おおさか総がかり行動実行委員会」。市民団体や労働組合のメンバーら約60人が抗議の意思を示すため集まった。

「NO!国葬」と手書きされた段ボールを手にした梅田章二弁護士は、国葬に対して三つの反対理由を挙げる。

「NO!国葬」と手書きされた段ボールを手にして訴える梅田弁護士㊥=8月19日

 

「まず、国葬を行う法的根拠がないこと。1926年公布の国葬令は戦後失効しています。次に国葬は弔意の強要で、思想信条の自由を侵害する違憲行為だということ。三つ目は安倍長期政権が遺した歪みが大きいことです」

集団的自衛権の行使を容認する安全保障法制や特定秘密保護法、共謀罪の趣旨を盛り込んだ改正組織犯罪処罰法などを強行採決した。森友・加計学園問題、桜を見る会をめぐる問題などの疑惑や不祥事に対し、説明責任を果たさなかった。それに何より、民主主義を形骸化し、日本社会を根底から腐らせたことの罪は大きいという。

大阪・吹田市から参加した元教師は「安倍元首相国葬するって? 国民に何してくれた 国葬反対」と手書きされたゼッケンを身に着け、無言のアピール。安倍元首相と旧統一教会の関係に触れ、「真相がわからないまま国葬を行ってはいけない。政治とカルトの癒着が国葬でなかったことにされてしまう」と批判した。

自分の思いを手書きしたゼッケンをつけて無言でアピール

 

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大阪市内で計画されている主な国葬反対集会・デモは次の通り。

9月19日午後2時~PLP会館で「安倍元首相の国葬反対!大阪集会」

▼26日午後6時半~中之島公園女神像前で「おおさか総がかり「国葬」反対集会とデモ」

 

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