オール東大阪「教育の独立を取り戻すまで」にむのたけじ賞優秀賞

育鵬社の教科書をめぐる東大阪市民の運動をまとめた「オール東大阪教科書運動報告集『教育の独立を取り戻すまで』」が「第4回むのたけじ地域・民衆ジャーナリズム賞」の優秀賞を受賞した。(新聞うずみ火 栗原佳子)

 

編集責任者は詩人で「オール東大阪市民の会」事務局長の丁章(チョン・ジャン)さん。同市で育鵬社公民が選定されたのは2011年。「東大阪に暮らす在日外国人の一人として、市立中に子どもを通わせる保護者の一人として、朝鮮にルーツを持つ在日サラムの詩人として危惧を抱いた」という。

丁さんが営む「喫茶美術館」の常連客だった故・鈴木良立命大名誉教授と共に学習会「東大阪の公民教科書を読む会」を始め、それは、教科書問題の一点で幅広く市民が連携する「オール東大阪の会」(胡桃沢伸代表)へ。行政への要請や街宣、住民監査請求、議会陳情などを繰り返した。

一昨年、育鵬社は不採択に。報告集は9年間の活動を網羅した。

受賞理由は〈多くの住民は行政が行うことに我慢しがちだが、それを有志の力で押し返し、最終的に撤回させるまでに至ったことが評価される。また、自分達の身近な問題を解決するときのテキストになる〉。

丁さんは「平和・人権・多文化共生を掲げる東大阪で『地域に根差して民衆のために』という評価をいただいたことは本当にうれしい。メンバーだけでなく大阪や全国で教科書運動に取り組む皆さんにも大きな励みになると思います」と話している。

 

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