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アーカイブ:2018年
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「真相解明という検察本来の使命が置き去りに…」村木厚子さん「日本型組織の病を考える」
障害者郵便制度悪用事件で逮捕された4人のうち、3人は検察側のストーリーを認めて保釈されたが、否認した村木さんだけが起訴後も勾留が続いた。その期間は164日間にも及ぶ。検察という組織について、村木厚子さんはこう指摘する。な… -
今も民間の空襲被害者は置き去りにされている「大阪空襲訴訟」の集団提訴から10年
太平洋戦争開戦から77年となる2018年12月8日を前に、大阪市長居障がい者スポーツセンターで6日、大阪空襲訴訟を伝える会が主催する「戦争被害を考える平和の集い」が開かれた。「戦争孤児―『駅の子』たちの思い」の著者で立命… -
「心の支えになったのが娘たちの存在でした」障害者郵便制度悪用事件を振り返る村木厚子さん
大阪地検特捜部から連絡があった時、「きちんと説明すれば誤解も解ける」との思いで臨んだ取り調べだったが、厚生労働省の村木厚子局長(当時)に突き付けられた言葉は「あなたを逮捕します」だった。(新聞うずみ火 矢野宏) 身… -
「あなたを逮捕します」と検察 村木厚子さん無実の勾留164日
森友学園をめぐる財務省の決裁文書改ざんや防衛省の南スーダンPKO日報隠ぺい問題など、官僚による組織的な不祥事が相次ぎ、鉄鋼や自動車などの日本を代表する大企業でも品質データの改ざんが次々と明らかになっている。なぜ、このよう… -
「破顔一笑 会場は大爆笑」言葉を超えた六代目笑福亭松鶴の笑顔
三代目春団治の「皿屋敷」に衝撃を受けた。 怖いもの見たさの若者が、皿屋敷へ行く途次、「やっぱり怖いからここで帰る」というと、友人に「もうお前とは付き合いせえへん」と叱られても帰ると言い張る。「そんなら帰れ、けど、幽… -
「もう一つの現場」である大阪に「4・3事件」慰霊碑
韓国・済州島で1948年4月3日、朝鮮半島の分断に反対した住民が軍や警察に弾圧された「4・3事件」の犠牲者を追悼する慰霊碑が大阪市天王寺区の統国寺に建立され、2018年11月18日に大阪はもちろん、京都や名古屋などから訪… -
「今でも思い出すのは辛いが、忘れられるのはもっと辛い」両親と妹を亡くした在日3世
日本航空123便墜落事故から30年以上が過ぎた。墜落した機体は事故の7年前に「尻もち事故」を起こしていたというが、事故原因は依然として不可解なままだ。(新聞うずみ火 矢野宏) 事故の状況について、慰霊登山のガイドを… -
墜落現場に並ぶ墓標、今も見つかる事故機の残骸…「御巣鷹山慰霊登山」に参加
1985年8月12日、日航ジャンボ機が群馬県上野村の御巣鷹の尾根に墜落し、乗客乗員520人が犠牲になった事故から33年目の2018年11月、民間航空の労働者で組織する「航空安全会議」大阪支部が行った「御巣鷹山慰霊登山」に… -
「お菊の幽霊の色っぽいこと」忘れられない三代目桂春団「皿屋敷」
テレビが普及し出した昭和30年代、寄席中継も多かった。客席にカメラを据え付けて映すだけだから、それほど費用も掛からなかっただろうし、娯楽に飢えていた視聴者にも喜ばれた。 もっと前、ラジオ放送全盛の頃、初代春団治がラジオ… -
「一筆書きのように切って…はい、藤娘の出来上がり」紙切り芸の初代林家正楽
寄席の色物(いろもの)、と言っても別に、色っぽい芸ではない。いや、色っぽい芸も中にはあるか。江戸時代、寄席は落語や講談が中心で、めくりにその演目、演者を墨で書いたが、他の芸は色文字(主に朱墨)で書いたため、それらはまとめ…