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タグ:落語
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作家・藤本義一の師、「生きいそいだ奇矯の人」川島雄三
日本映画黄金期の松竹、日活、東宝、大映を渡り歩き、45年の短い生涯に51作品を残した異才・川島雄三(1918~1963)。作家・藤本義一の師でもあった。(新聞うずみ火編集部) 今は昔の話。1974(昭和49)年、藤… -
「つるつる」「だくだく」「ぞろぞろ」…これって、落語のタイトル?
落語の演目には、これ何?と首をひねるものも少なくない。「つるつる」「だくだく」「ぞろぞろ」…もともとネタ帳に記した符丁みたいなもの。昔はかなりええ加減やったんですなあ。(新聞うずみ火編集部) 演劇や小説の場合、タイ… -
名人十代目柳家小三治の「まくら」超えた?「噺家カミさん繁盛記」
噺の頭につける「まくら」。その面白さで人気を博したのが十代目柳家小三治だが、妻の郡山和世さんは師匠と内弟子のやり取りなど面白おかしく書いた「噺家カミさん繁盛記」を出版し、テレビにもなった。(新聞うずみ火編集部) ま… -
話芸だけではない…絶品だった柳家小さんの顔芸「にらみ返し」
これぞ顔芸! と思わずうなる噺がある。落語は話芸とはいうが、おしゃべりだけではない。身振り手振り顔の表情、中でも目の動きが多くのことを伝える。目は口ほどにものを言うのだ。が、顔芸が至芸になる噺は滅多にない。(落語作家 さ… -
今も惜しまれる「伝説の天才落語家」桂枝雀
百面相のような豊かな表情とオーバーアクション、独特の癖のあるギャグで「上方落語の爆笑王」と呼ばれた桂枝雀。 朝の連ドラや映画に出演するなど俳優としても人気を集めていた中でうつ病が再発し、1999年に自殺。遺書はなかったと… -
ヤクザ映画のパロディ散りばめた新作落語「昭和任侠伝」
おった、おった、やくざ映画を見てその気になって「ごめんなすって」。まさに昭和の良き時代。落語界では二代目桂春蝶の十八番の一つが新作「昭和任京伝」だった。(新聞うずみ火編集部) 細い体に大きな目、愛嬌たっぷりに阪神タ… -
江戸落語にはあるのに、上方落語に「真打制度」がないのはなぜ?
江戸落語にあって上方落語にはないのが「真打制度」落語家にとって階段みたいなものであり、序列を決めるもの。前座から二つ目へと上がって真打へ。上方はそんな階級みたいなもんが嫌いやねん…ではなさそうです。昔は上方落語にも真打制… -
古今亭志ん生の十八番の一つ人情噺「替り目」…おかしさの中にも妻への深い思い
今回は、古今亭志ん生の十八番の一つ人情噺「替り目」。満州で散々苦労して帰ってきたのが1947(昭和22)年1月、すぐに新宿末広亭の高座に上がり、復帰初日に演じたのがこの演目だった。落語作家のさとう裕さんのコラムです。(新… -
落語「天災」…無能なトップの下で我慢を強いられるのは限界でっせ
落語に「天災」という噺をご存じだろうか。全国の新型コロナウイルス新規感染者が連日25万人を超え、ついには岸田首相も夏休み中に感染する始末。危機管理ゼロでんなあ。落語作家のさとう裕さん落語案内です。(新聞うずみ火編集部) … -
「人生は勝つことより負けることの方が数多い」村上春樹
折に触れ、落語とは何ぞや? と考えるのだが、なかなか的確な表現が見つからない。ま、落語には何千という噺があるので、それを端的に表現するのはかなりの難題だ。立川談志の「落語とは人間の業の肯定だ」というのは、なかなかうまい表…